ヘッポコ養教みとの徒然なるままに・・・


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それは水の中に
月曜日の朝一番、小1男子の報告。

「先生!オレのチューリップの球根、芽が出てさ!」
「おお〜、良かったねぇ」

「その芽の上にミジンコがいたんだ!」


ミジンコは多分いないな(笑)。

何だろう、何のまちがいだったんだろう?
本人はミジンコだと言い張るし、結局わからずじまい。


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保健室は何でも屋?
「石けん下さい!」
「トイレットペーパー下さい!」

保健室にはこういう衛生関係の消耗品を置いているので
こんな感じで子どもたちがよく取りに来ます。




「ゴミ袋下さい!」
「ほうきが古くなったので交換して下さい!」
「クレンザー下さい!」

ウチは養護が清掃主任なので、こういう来室も多いのです。

「トイレの水が止まらなくなったので直して下さい!」
「トイレ関係は保健室」的なイメージですかね?
トイレじゃなくても水道関係もね。なぜか保健室に来ます(笑)

「教室に蜂が入ってきたので退治して下さい!」
「ゴキブリ捕まえてください!」

イヤです!(笑) でも、これも意外と多い・・・。
駆虫スプレーなどが「薬品」だからでしょうか?
でも、あるのは事務室なんですけども。

「牛乳のストロー下さい」
まぁね。保健室にありそうと思うのもわからなくはないけど、
それ、配膳室ね。

まーとにもかくにも、
いろんな用事で保健室にやってくる子どもたち。
一昨日の放課後なんかねぇ、

「今日配ったプリント下さい!」

(*`Д´)< んなもん知るかーいっ!

それは担任の所に行け!
しかも18時過ぎ。まずは職員室だろ、普通。

さらに、今日の3校時。

「体育小屋の鍵を貸して下さい!」

(*`Д´)< んなもんあるかーいっ!

ウチの学校、職員室が2Fで保健室が1Fのせいか
何でも保健室に直行してきちゃう。困ったもんだ(笑)


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あいさつでラッキー
出勤してきた時に、小2の女子3人と廊下で会った。
「おはよう!」
「おはようございまーす!」





それから少し後、今度は保健室の鍵を開けに行く時に、
小2の女子と男子の2人組と会った。
「おはよう!」
「おはようございます!」


すれ違った後、女子の方の声がした。
「今日、これで2回目!ラッキー!!」

何の話だろうと思いつつ、保健室に向かう途中で気づいた。
さっきの女子、出勤してきた時に会った3人のうちの1人だ!

まぁ、大勢がいる学校の中でのこと。
同じ子に間を空けずに2回挨拶しちゃうなんて、よくある。
相手が先生業者さん来賓の方とかでもよくある。

挨拶なんて何回したっていいんだけど、何て言うかー、
たいていの子どもは「さっきしたのに…」という感じで
不思議そうな、困ったような顔をするのね。
わかりづらいなぁ。例えるなら・・・
ファミレスで「いらっしゃいませ、何名様ですか」と聞かれ、
答えた後に「少々お待ち下さい」と言われて待っていると、
同じ店員にまた「いらっしゃいませ」と言われると
「え?さっきからいるのに…。まさか、忘れてる?席大丈夫?」
みたいな感覚ですかね。 え、違いますか?(笑)

ま、とにかく2回目の挨拶に戸惑う子どもはいても、
それを「ラッキー!」と言った女の子のその感覚
人に2回挨拶できて、ラッキーと思えるその感覚
すごくないですか?
朝からちょっと感動しました。

ついでにあともう1つ、感動したこと。

昨日、コンコンダッシュをして注意した3人。
今日の昼休み、また3人揃ってコンコンですよ(笑)。

でも、今度はちゃんと「失礼します」と言って入ってきて
「昨日は用もないのにたくさんノックしてすみませんでした。」
って謝ってきたんですよー!!

昨日ちゃんと謝ったのに、改めてなんてすごい!
しかも、担任の先生に報告するほどのことでもなかったから
担任は知らないはずなので、先生の指導ではないはず。
自主的に来たのだと思われる。

今日はSさんが先頭をきって謝りに来たという感じなので、
昨日のKさんの勇気に触発されて、
自分もちゃんと謝らなきゃって思ってくれたのかな。

ここ数日、子どもってすごいなと思わされてばっかり。


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えらいえらい
昼休みの保健室。
常連の高学年も、午後から授業参観があるせいか来室せず、
保健室はすっかり閑古鳥が鳴いとります。

そんな中、コンコンとノックの音。
「はーい!」と返事をしてみるも、姿は見えず・・・。

・・・お化け?? んなアホな(笑)




気のせいかと思ってPCに向かうと、再びコンコン!
今度はさっきより大きな声で「はーい!」と答えてみるも
やっぱり姿はない。はて??

3回目のノック。やっぱりいない。

4回目のノック。
今度は聞こえた瞬間に急いでドアを見ると、
ドアの向こうを走り去る、小さい赤い影

コンコンダッシュかい!

誰もいないから別にいいんだけどさ、
どうせ低学年のいたずらだからカワイイもんだけどさ、
ピンポンダッシュはダメで、コンコンダッシュはOKというのは
やはり教育的によろしくない。
やっぱり、いたずらはいけないということは教えねば。

保健室のドアを開けると、当然誰もいない。
左右を見ても、昇降口には何人かいるものの、
隠れてこっちを見ているような子はいない。

ま、階段からクスクス聞こえるんだけどな。

で、階段の方へ向かうと小2男子のN君、女子のSさんKさん
N君の服が赤いので、この子たちに間違いない(笑)。
アタイと目が合うと、「あ・・・」って感じで固まる3人。

するとKさんN君を指さす。

まだ何も言ってませんけど(笑)

ま、本人たちが「バレた!」と思ってるのはそれで分かったので
「うん、わかってる。その赤い服が見えたから。
 それで、どうしたの??何のご用??」

と、聞いてみた。
「先生、全部お見通しですよ」的オーラを出しつつ(笑)

「えー・・・っと、何だっけ?ねぇ?」N君に聞くSさん
どうやらSさん「保健室に用があったんです」オーラを返すことで
いたずらじゃないとをアピールするつもりらしい。
2年生にしてはなかなか賢い。アタイと対戦するとは大したもんだ。
が、先生には通用しないぜ?
だって「何とかごまかそう」的に話をふるSさんの先には、

アタイを見たまま固まってるN君(笑)

無駄だよSさん、その子完全に戦闘能力ゼロだよ。

「ほら・・・ねぇ、ほら!何だっけ!?」とまだ続けるSさん
Kさんは無言で、SさんN君を見てるだけ。

もう本人たちの動揺もバレバレ。
Sさんの頑張りもむなしく、為す術なく降伏寸前の3人。
ここまでくれば、その場ですぐに
「いたずらしちゃダメでしょ!」一喝することも可能だったが
それは近所のおばちゃんでもできることだ。
教育職、教育職。ここはガマンガマン。

「何か用があるからコンコンってしたんだよね?」
「・・・。」
「先生、返事したんだけど、聞こえなかったかな?」
「・・・。」


さすがのSさん「万事休す!」といった感じで
ちょっとおどおどした気まずい顔でアタイを見る。
N君は相変わらず固まったまま。わかりやすいな、君は(笑)

さて・・・この後、一体この子たちはどう出るか?
パパッと叱って、さっさと教室に返す方がだけど、
いかんいかん、ガマンガマン。

すると、今まで黙ってたKさんが突然、
「ごめんなさい。」と言った。
それに続いて、N君Sさん「ごめんなさい」

待った甲斐あったYOー!。゚(´∀`)゚。

「いたずらだったのね?」
「・・・はい。ごめんなさい。」
「わかった。ちゃんと謝ったから許してあげる。
 ノックは保健室に用がある時だけにしてね。」
「はい。」


「ごめんなさい」。
実は、アタイもすぐには言えない人です。
100%こっちが悪いと思った時ぐらいしか、すぐには出ません。
ちょっとでも「そっちだって!」という要素がある場合は
長期戦に持ち込むほど(苦笑)、自己弁護に走ります。

だからKさんの「ごめんなさい」には、すごい!と思った。
アタイにもない、自分の否を素直に認める潔さ。
すごい。えらい。かっこいい。
子どもに指導しつつ、自分も子どもに指導される。
アタイはまだ子育てを経験してないけど、
きっと親も一緒なんだろうなーって思います。

先生だって完璧な人間じゃないですからね。
特にアタイ。むしろ不完全すぎて困る

ともかく、3人ともえらかったよ。


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蝶々
あるクラスの学級通信に、国語でやっている物語の
子どもたちの感想が書いてありました。




感想しか読んでいないので、詳しい物語の内容はわからないけど
お父さんを海で亡くした子どもが、父と同じ漁師になり、
おじいちゃんに教えられながら、立派な漁師になる。
その祖父も亡くした後、父を亡くした海で出会った大きな魚を見て
「お父さん、ここにいたんですね」と思う
、というような話。

クラス全員分の感想が載った学級通信の中で、
ある女子の感想文の最後の1文が、あまりにも印象的でした。

「私も蝶々を見た時に、
 お母さんが来たのかな、と思ったことがあります。」


この子は小さい時にお母さんを亡くし、
おばあちゃんの細腕1本で育てられた子なんです。
でも、そういう大変な家庭だと全然思わされないぐらい、
勉強・運動・生活面、おそらく何においても学年トップレベル
誰にでも優しく、周りに気が利いて、まさにお母さん的存在
贔屓目抜きで、非の打ち所がない子です。

そんな1人の子が、物語の少年が言った言葉を見て、
「自分もそう思ったことがある」「気持ちがわかる」
ただそれだけで書いた、何気ない「感想」だったんだと思います。

でも、あまりにも健気で切ないその一文に、
思わず涙が出てしまいました。

いつも心の奥底にいるお母さんの存在。
そして、そのお母さんがそばにいない寂しさ
そうだよなぁ。
しっかりしていても、まだ子どもなんだもんなぁ。

蝶々を見て「お母さんかもしれない」と思う子どもの心。
どんな時でも、お母さんが見ていると思っているからこそ、
そして、おばあちゃんへの感謝の気持ちがあるからこそ、
何事も一生懸命やることでその気持ちを返しているのかな。
そんなことが、彼女の感想文から読みとれました。

通信を作った担任の先生に、
「この感想、読んで泣いちゃいましたよぉー」と言ったら
「私も泣いちゃった」って言ってました。

そりゃ泣くよ(涙)。


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